49日の餅ってどんな意味があるの?宗派別の餅の違いも解説します

人が亡くなってから、六道のいずれかに行くことが決まるまでの期間を中有・中陰といいますが、49日とは中有の終わりに行き先が決まる日のことを指します。
49日にお供えする49日餅は、49個もしくは50個のお餅からなる供物です。その意味は諸説あり、宗派によっても餅の意味合いが違います。そこで、法要が初めての方でもわかりやすいように、49日餅の意味と宗派別の違いについて解説します。

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49日の際の餅について。意味と積み方を説明

49日餅の意味には、いくつか説があります。

49日の餅の意味

1つ目は、仏教では死者は亡くなってから49日目に閻魔大王に裁かれて六道(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)のどれかに行くとされていますが、この行き先が決まるまでの間の死者の食料であるという説です。

2つ目は、49個のうち48個が人間の大骨を表し、残りの1個は体の全てを表しているという説です。六道の行き先が決まった際に、48個の餅で骨を補うそうです。

3つ目は、地獄道などに行くことを言い渡された時、死者が釘で打たれないために、代わりに餅に打ち込んでもらうようにお供えするという説です。

4つ目は、死者が釘で打たれてしまった時に、49個の餅を生きている人が食べることでその釘が抜けるという説です。

いずれの説にせよ、死者が苦しい思いをしないように助けるための物で、残された人たちが死者を思いやってお供えする物だということがわかります。

お餅の積み方

積み方は、小餅を7個並べ、それを7段積み上げます。さらに、大きく丸いのし餅を上に重ねます。小餅で5合、のし餅で5合、合わせて1升と非常にボリュームがあります。また、地域や宗派によって、餅の個数や積み方は若干変わるようです。

真言宗の餅についての説明

真言宗は、死者の行き先が決まるまでの間を中陰と呼び、死者は中陰の間に地獄で罪を償います。その後も六道をさまようか、六道から抜け出して菩薩となれるかは、残された者が通夜や葬儀を執り行うかで決まるそうです。
49日餅の意味は、死者の代わりに釘を打ち込んでもらうため、ということです。土葬の頃は埋葬された日の夕方にお供えしていました。親族が、誰にも見られないように寺の本堂へ餅を置いたそうです。これは、人に見られてしまうと、死者に釘を打つ鬼にも気づかれてしまい、助けることができないからです。
現在では、49日法要の際にお骨で埋葬されることが多いため、その時につきたての餅をお供えします。そして、49日の修業を滞りなく終え、先祖と同じ位まで到達することを願います。法要を終えると、施主は親族や参列者に餅を配り、それを食べることで功徳を分かち合い、一層の供養とするそうです。
通夜や葬儀を行うかで死者の行き先が決まったり、死者が釘を打たれないために餅を備えたりと残された者の責任は重く、そこにしっかりと供養をするための教えがあるようです。

浄土宗の餅についての説明

浄土宗では、人は亡くなると浄土へ行けるとされています。そして、亡くなってから49日間を中有もしくは中陰と呼び、死者と別れる寂しさを静めるために7日毎に法要を執り行います。さらに、49日目の満中陰に中陰最後の法要を行い、49個もしくは50個の餅を供えて死者が極楽浄土へ行けることを祝います。49日餅は、喪に服す期間を終え、清めるための物だそうです。
49日餅の意味は、48個の小餅で人の大骨を表現し、上に重ねる大きく丸いのし餅で人の体全てを表現しているそうです。そして、死者が浄土へ行く際に、48個の小餅で骨を補うそうです。
また、50個の餅をお寺に持っていく場合もありますが、それにはいくつか意味があります。1つ目は、持参する途中で鬼に餅を1個奪われてしまうので、余分に持っていくためだそうです。2つ目は、寺院の前で餅を引っ張って千切って後ろへ投げたり、兄弟で引っ張って餅を食べ合うために1個多く用意します。
浄土宗の方は、死者は浄土へ行くのが前提ですので、四十九餅は清めの意味だったり、死者の骨を補うためだったりと、プラスの意味で用いるようです。

曹洞宗の餅についての説明

曹洞宗では、人は亡くなってから49日かけて、浄土まで徒歩で旅をするそうです。この間を中陰と呼び、生者でもない、浄土の者でもない期間としています。中陰などの際には13仏が死者の前に現れ、助言を与えます。残された者は中陰の間、無事に死者へ助言が与えられるように願い、7日毎に供養をします。供養をすることが、助言を与えられるための手助けになります。
まずは初七日に不動明王、二七日(ふたなのか)に釈迦如来、三七日(みなのか)に文殊菩薩と会い、教えを授かります。そして、四七日(よなのか)に普賢菩薩、五七日(いつなのか)に地蔵菩薩、六七日(むなのか)に弥勒菩薩と会い、アドバイスを受けます。ついに49日目に浄土へ到着し、亡くなった人の前に薬師如来が現れて、旅は終わります。浄土にたどり着く時に合わせて、四十九日法要を執り行います。
49日の餅は傘餅または49日餅と呼び、7つの餅を並べてそれを7段積み上げ、その上に傘のように大きな餅を被せます。49個の小さい餅は49日の旅の間の弁当を表し、上に被せたのし餅は亡くなった人が被る傘を表しているそうです。法要が終わると、のし餅は切り分けて人の形に並べて供えます。そして、帰る時に親族や参列者で餅を全て持ち帰ります。

まとめ

ここまで、49日の餅の意味や宗派別の違いについて解説しました。
49日に餅をお供えする点については共通していましたが、死後の考え方や49日法要の意味、49日餅の役割などが大きく違っていました。
また、宗派は同じでも地域によって、餅の個数やお供えの仕方が違っている場合があります。法要や供物はとてもセンシティブなことですので、わからないことがあったら寺院に確認して解決するのが重要です。