49日の法要に相応しい生花は?相場や色、アレンジメントについて

仏教では、ひとは亡くなってから49日で極楽浄土へ行けるかどうかの判決が下されると言われています。したがって遺族は、故人が無事に極楽浄土へ行けるように7日ごとに法要を行い、判決の日である49日は最も大きな法要を行います。それを四十九日法要といいますが、今回は四十九日法要の際にお供えするお花について説明していきたいと思います。

よくあるお供え花の条件

適しているのは白系の花

洋の東西を問わず、亡くなった方にはお花をお供えするという文化があるようです。

仏教の四十九日法要では一般的に、お供え花は49日が過ぎるまでは白系統の色でまとめるのが良いとされています。白い色は遺族の悲しみを癒すのはもちろんですが、極楽浄土へ行けるかの裁きが下される日ですので、故人の潔白を示しているとも考えられます。

一般的にはキクやユリの花が多いですが、亡くなった方がお子様やまだ若い方だった場合、あるいは故人の趣味などを考慮して、白だけでなく淡いピンクやブルー、黄色、紫など、やわらかな色合いを選択する方も増えているといいます。

よくない花の色

一方、お供えに使うにはあまり良くない色や花もあります。それは赤や黒の花です。赤は血を連想させ、黒い色は仏教の経典にもお供えしてはいけない色として挙げられています。特にツバキは、儚く枯れずにその花ごとぼとりと落ちる様から、斬首をイメージさせると古来より言われており、武士はひどく嫌ったとされます。昨今ではそうしたイメージも薄れてきているとはいえ、法要に参列くださる方々に対してのマナーとしても、避けておいたほうが無難だと思われます。

お供え花の相場

それでは、お供え花の相場はどれくらいなのでしょうか。

相場は5000~10000円程度

一般的には5,000円~10,000円程度のものが多いと言われていますが、もちろん大きさや花の種類によっても変わってくるので、胡蝶蘭などの高価な花を加えたいときには20,000円程度になるケースもあります。ただ、四十九日法要はあくまで法要であり、忌明けの儀式です。単に豪華で盛大なものを選ぶのではなく、故人を偲び、しめやかに冥福を祈る気持ちで選びましょう。

アレンジメントや宅配が便利

昨今は贈ってそのまま飾ってもらえるアレンジメントが多く、忙しい方にもおすすめです。通販サイトでは、やはり相場である5,000円から10,000円前後でラインナップが揃っています。実際に花屋で注文する場合には、予算を伝えればその範囲で花を選び、アレンジしてくれるところも多いです。

宅配を依頼する場合には法要の日にちをあらかじめ伝えておくと、ちょうど良いタイミングで花が咲くように取り計らってくれるでしょう。

人気のお供え花

定番はキクやユリ

四十九日法要で最もよく使われる花は、上述したようにキクやユリです。キクは仏花としても知られており、その香りと佇まいから、古来より邪気を払う花だといわれてきました。また、切り花をすることで日持ちもするので、見栄えを保ちたいという場合にも重宝されます。

一方ユリの花もその高貴な見た目と神聖なイメージから、キクと並んで人気のお供え花となっています。そのほかには、カーネーションやトルコキキョウ、ケイトウ、エーデルワイスなどが挙げられます。

人気のアレンジメント

最近では多様なアレンジメント、趣向が凝らされたものが多く、通販サイトにはお線香とセットになったものや細かく色や大きさを選べるものが並んでいます。また、プリザーブドフラワーのお供え花も販売されており、選択の幅が広がった分、贈る相手のことを考え、最適なスタイルを選ぶことがより重要になってきているといえます。

まとめ

四十九日法要のお供え花について、いかがだったでしょうか。伝統や信仰の意識が希薄になってきているとはいえ、やはり大切な人を供養する心は失いたくないものです。

法要は極楽浄土へ行けるようにお参りをする一方、失った悲しみを少しずつ受け入れていく場でもあります。正しいお供え花選びをすることは供養の礼儀作法でもありますので、きちんと把握しておきましょう。